タンパク質は間違いなく身体にとって不可欠な栄養素ですが、厳密にいえば身体が必要にしているのはタンパク質を構成している「アミノ酸」です。
口にしたタンパク質は消化器官に入り、最終的にはアミノ酸にまで分解されます。
ヒトの体内で作用するアミノ酸は22種類あり、そのうちの9種類は食物から得る必要のある必須アミノ酸です。
筋肉作りには9種類の必須アミノ酸があれば、それ以外の非必須アミノ酸は不要です。しかし、非必須アミノ酸には体の健康づくりを担う様々な役割が備わっています。
例えば、非必須アミノ酸の一つであるグルタミンは腸の健康維持に役立ちます。
また、グルタミンは心身に強いストレスがかかると体内での生成が抑えられてしまいます。
そのため、そういうケースではグルタミンを多く含む食物を食べることが役立ちます。
このようにグルタミンの例だけ見ても分かるように、非必須アミノ酸であっても決して身体に不必要なアミノ酸という意味ではないので誤解しないようにしましょう!