産後に体型が大きく崩れてしまい、どのように戻していいかわからない。
産後の育児で、腰痛や肩こりに悩んでいる。
というお問い合わせを多くいただきます。
まずは、
妊娠することでどのような身体の変化起きるのか?
出産により身体にどのような影響が出るのか?
こちらを理解をしていただき、その後どのようにアプローチをしていくのか、という流れでお話をさせていただければと思います。
産後のトラブルとは?
1位 膝痛
2位 腰痛
3位 痔
2位の腰痛について
妊娠中に腰痛のあった人でそのうちの37%は出産後も腰痛を感じるデータがあり、また妊娠中に腰痛を訴える場合、妊娠前から腰痛があった人が多いです。
そして、産後に腰痛や骨盤帯痛を抱えてる人は産後うつのリスクが3倍になるというデータもあります。
簡単に考え放っておくのは怖いかもしれません。。
妊娠中にはリラキシンというホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯が緩んでしまいます。
産後女性の仙腸関節痛は76%で、そのうち57%が恥骨結合に痛みを有します。
ここに痛みが生じると日常生活に弊害がでてしまいます。
仙腸関節は通常2〜3°、または2〜3㎝しか動かないとされていますが、リラキシンの影響でそれ以上に動いてしまうことが原因です。
これは、赤ちゃんがスムーズに出て来れるように骨盤が広がる為で、その際に恥骨結合が離れようとする力が働いたり仙骨が後ろに突出することが原因で痛みが発生します。
仙骨の後方突出は臀筋をしっかり鍛えておくと抑えることができます。
産後の骨盤マッサージなど行わなくても産後はリラキシンも出なくなるので自然に戻ろうとしますが、
そこでしっかりと骨盤周りの筋肉を鍛えておかないときちんと戻らない可能性があります。
では、どのように鍛えたらよいのか?
次回、詳しく書いていきたいと思います。