●ウェイトトレーニングと筋膜の関係性
筋膜が固い場合には、力の伝達が悪くなって筋出力も低下すると言われています。
例えば、大腿四頭筋とハムストリングのような拮抗筋の一方が固い場合は、膝関節を軸とした動きが悪くなることが考えられます。
また、運動時には特に筋膜の柔らかい部分に負荷が集中し、これが下で痛みが発生する場合もあります。
筋膜の固い部分にアプローチすることで筋膜全体のバランスが良くなると、正しく全身の筋肉を動かしながらトレーニング出来るようになります。
これにより、痛みがなくなるだけでなく、トレーニング効果が高まることも期待できます!
●筋膜の機能が悪いとどのような影響がある?
筋膜の機能が悪いと慢性痛や慢性疲労に繋がることがあります。拮抗する筋肉にある筋膜の固さが異なる場合は、それによって運動や姿勢のアンバランスを生み、いつも同じところが疲労しやすくなり、痛みが生じやすくなります。
また、筋膜が固いと筋肉の滑走が悪くなります。
これにより、筋肉の動きが悪くなったり、出力の低下が起こったりします。
筋膜に関係する部分としては、血管や神経を覆う膜の状態が悪くなると、圧迫により痛みや痺れが生じることもあります。