汗をかけばかくほど消費カロリーが増えると思っている方も少なくないと思います。
そもそも発汗は体に備わっている防御反応のひとつで、体温の上昇を制限するためのものです。
汗と運動について研究してきたサッド・E・ウィルソン博士は以下のように主張しています。
「運動が発汗を刺激しているのではない。運動で発汗するのは、運動が体温を高め、体がそれに反応するからである」
ここから分かることは、消費カロリーを増やすために必要なことは、発汗量を増やすことではないということです。
発汗と消費カロリーに関連性があるとすれば、発汗するときに体内にある水を汗腺がある場所まで運搬するわけですが、この時に微量のカロリーが消費されるぐらいと言われています。