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COLUMN

消費カロリーを左右する5つの要素

By 2023年5月12日No Comments

消費カロリーは様々な要素によって変わりますが、主に2つの要素に大別することが出来ます。

ひとつは個体差の要素、もうひとつは現状の要素です。

具体的にどのようなものがあるのか確認しておきましょう。

個体差の要素

●性別

女性よりも男性の方が消費カロリーは多いのが特徴です。

両者の差は平均すると5~10%違うと言われていて、同じ食べ物を食べ、同じパターンで生活し、同じ量の運動をこなしても、男性の方がカロリーを燃焼しやすいです。

 

●年齢

統計によると30歳を過ぎたころから10年ごとに平均して約4%の筋量が減るそうです。

筋肉が減れば当然代謝は低下します。適度な筋量がある若年期なら、じっとしていてもカロリーは消費されていましたが、老化などで筋量が低下してしまうと安静時のカロリー消費量は減少し、総合的に見て1日の消費カロリー量が少なくなってしまうのです。

現状の要素

●筋量

一般的に筋量が多い人は休息中も積極的にカロリーが消費されるので、体脂肪が増えにくい体質を維持することが出来ます。

筋肉は脂肪に比べて、維持するだけでもより多くのカロリーを必要とします。

具体的には筋肉450gあたり7~10Kcalを一日に消費するのに対し、脂肪が消費できるのは2~3Kcalにすぎないと言われています。

 

●体重

体重が重くなればなるほど、運動中に消費するカロリー量は増えます

重い体を動かすためにより多くのエネルギーが必要になるからです。

逆に、減量によって体重が減少していくと、減量開始時に比べて体脂肪が落ちる速度は少しずつ遅くなりがちです。その理由の一つが、体重が重かった時と同程度の運動量であれば、消費されるカロリーは当然少なくてすむからです。

●運動レベル

ウェイトトレーニングを始めて数か月も経てば、最初はきつかった重量も楽に持てるようになります。

これは定期的に運動を続けたことで筋量、筋力が向上し、運動レベルが上がってきたからです。

運動レベルが上がればカロリーの燃焼量は増加します。

また、種目の動作が楽に感じられるようになるのは筋発達だけが要因ではなく、脳が効率性を求めるようになるからです。

効率性が上がってしまうと、カロリーの燃焼は制限されるので、少し使用重量を増やすなどして再び身体が多くのカロリーを燃やすようにする必要があります。