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COLUMN

男女で骨盤の形が違う?

By 2023年5月4日No Comments

ヒトの体はたくさんの骨で構成されていますが、男女で形の違うものがあります。それが骨盤です。

骨盤は人体最大の骨である大腿骨(太ももの骨)と体を支える背骨の間にあり、上半身と下半身をつなぐ役割をしています。

また、膀胱や直腸、生殖器などを守る役割もあり、ヒトが二本足で歩くことが出来るのも骨盤が発達しているおかげです。

骨盤を形成しているのは仙骨、尾骨、左右の寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)で大骨盤と小骨盤に分けられます。

大骨盤は左右に広がる部分のこと、小骨盤は真ん中にあるくぼんだ筒状の部分のことをいいます。

 

男性の大骨盤は縦長で深くがっちりしており、小骨盤は狭くなっています。小骨盤の開口部は、上から見るとハートに近い形をしていて、前から見たときは、恥骨の結合の下にあいた隙間が70度と狭くなっています。

一方、女性の大骨盤は、妊娠中にお腹の赤ちゃんを支える役割があるため、浅く左右に広がり横長になっています。そして小骨盤の開口部は円形をしています。

恥骨結合の下の隙間の角度は、男性が70度と狭いのに対し、女性は90~110度と広くなっています。

小骨盤は出産の際、赤ちゃんの通り道になるため、頭が引っかからないよう胎児が通りやすい広さになっているのです。