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COLUMN

リンパの役割は血液とどう違う?

By 2022年12月15日No Comments

〇リンパ内の免疫細胞が体内をパトロール

 

体の中を流れているのは血管だけではありません。

私たちの体内には血管と同じように「リンパ管」が張り巡らされ、その中をリンパ液が流れています。

 

このリンパ液は、血液中の血しょうが染み出したものです。

そしてリンパ管が合流する部分はそら豆のような形をした節となり「リンパ節」と呼ばれます。

 

リンパ節は全身に約800個ほどありますが、首やその周辺には約300個のリンパ節が集中し、次に鼠径部、腋か部に多く分布しています。

 

心臓のようにポンプ機能のないリンパ液の流れは血液に比べ非常に緩やかで、1時間に流れる量は約100ミリリットルと言われています。

 

リンパの中に存在する細胞を免疫細胞といい、病原体や異物を撃退する免疫機能と体内の老廃物の回収・排泄などの役割をします。

そしてリンパ節はリンパ液で運ばれてきた病原体や老廃物を、ろ過して取り除く”関所”のような役割を果たしながら私たちの身体を守っているのです。