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COLUMN

肥満の大敵・体脂肪がなかなか落ちないのは何故?

By 2022年12月24日No Comments

脂肪細胞は、細胞質内に「脂肪滴」と呼ばれる脂肪の塊を持っている細胞のことで、

大きく「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」に分かれます。

 

一般的に体脂肪と認識される白色脂肪細胞は、全身のあらゆるところにあって体の余分なエネルギーを脂肪として蓄積します。なかでも下腹部や内臓のまわり、お尻、太もも、背中、二の腕などに多く、お尻や太ももに脂肪が多く付くと「皮下脂肪型肥満」、腹部の内の脂肪が多い「内臓脂肪型肥満」になります。

 

一方の褐色脂肪細胞は、主に首のまわりや脇の下、肩甲骨周り、心臓、腎臓周辺に集中して分布し、脂肪を燃焼して熱に変換して消費カロリーを増加させます。

つまり、褐色脂肪細胞が多く活発な人は、エネルギーを多く消費するため、ダイエットしやすいと言えますが、残念なことに褐色脂肪細胞は幼少期をピークに成長とともに減少していきます。

しかし褐色脂肪細胞は寒冷刺激や交感神経刺激により活性化します。

近年、白色脂肪細胞がもとになって生まれる「ベージュ脂肪細胞」が成人になっても褐色脂肪細胞と同じように脂肪を燃やす働きをする”第三の脂肪細胞”として注目を集めています。

冷水を浴びるなどの寒冷刺激が白色細胞をベージュ化させると言いますが、高血圧・心臓器疾患・高度の炎症の方や飲酒時などは避けましょう!