④GABA
〇寝つきを良くするストレス緩和成分。
睡眠そのものへの作用ではありませんが、入眠しやすくするためにストレスを緩和するものです。
アミノ酪酸といってチョコレートに配合されて知名度も上がりましたが、これはカカオにGABAが豊富が豊富であることを利用したもので、リラックスして仕事の効率を上げようという発想です。チョコに抵抗がある方は、玄米にもGABAが含まれるので、玄米であれば減量中でも摂りやすいでしょう。
⑤グルタミン
〇成長ホルモンを増やすなど睡眠にとってプラスの効果ばかり。
グラム単位で飲む必要がありますが、グルタミンの効果の一つに成長ホルモンを増やすというものがあります。加えて胃腸のエネルギーにもなってくれるので、睡眠にとってはプラスの効果ばかりです。グルタミンは大概のタンパク質に含まれていますが、寝る前にタンパク質として摂るのは睡眠的にはオススメではないので、アミノ酸のサプリメントの活用がオススメです。寝る前に飲むのが良いでしょう。
⑥オルニチン
〇目覚めを改善するシジミに豊富に含まれる成分。
オルニチン回路の主成分として、解毒のために必要なアミノ酸です。目覚めを改善するので、今後睡眠という切り口での機能性表示食品になるかもしれません。シジミに多く含まれていて二日酔いに良いとして商品化されています。以前は食品扱いではなかったですが、現在はサプリメント(食品)として飲めるので、目覚めの悪い方は試してみても良いかもしれません。
⑦マグネシウム
〇メラトニンの生成に深い関わりのある栄養素
メラトニンを作る時に使われる補酵素です。マグネシウムが足りないとメラトニンが作られにくいのでトータルの食事の中で、ひじきや海藻などを意識して摂るようにしてみてください。もし足りないならサプリメントでマルチミネラルを補充すると良いでしょう。
以上、2回にわたり睡眠の質を高める栄養素を7つご紹介しました。
睡眠の質は人生の質とも言えます。より良い睡眠をするよう心掛けましょう。